今年の出来は平年作?
コンバインで刈取られたモミは、コンテナに積まれて作業場の乾燥機に搬入します。
乾燥機に入れられたモミは、設定した水分になるまで乾燥し、その後、一旦隣のモミぐら
で冷ました後、モミ殻をはずして玄米の状態にし、選別して袋詰めをします。
乾燥とモミすり
9月中旬〜下旬
左の写真は、乾燥とモミすりおよび調整袋詰め
の様子を写したものです。
乾燥、モミすり、選別調製、袋詰めの詳細は、下の写真のとおりです。
乾燥機に刈取ったモミを
張り込みます。
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乾燥の終わったモミは隣の
モミぐらに送られて放熱します。
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冷ましたモミをもみ摺り機で
殻をはがします。
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殻をはがされた玄米は、選別されて
30.6キログラムに計量されます。
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宮城県から認証を受けた証の
シールを貼ります。
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最後は、袋の口を折り曲げて
結んで閉じます。
地区の検査場になっているJA倉庫には、
検査の前日から、出荷されるお米が
次々と運ばれてきます。
収穫が終わって、乾燥、脱穀・調製されて
袋づめにされたお米は、自家消費する分をのぞいて
そのほとんどが検査を受け、お米の整粒比率や
病害虫による被害粒の混入の割合などにより、
一等から三等までの等級がつけられます。
我が家のお米は、春先の低温や夏の猛暑、
そして心配していた病害虫などの被害を乗り越えて、
すべて一等米になりました(^o^)v。
これが先ほど紙袋に貼ったシールです。
検査当日は、この赤いシールが珍しいのか、
何人かの農家の人からいろいろと聞かれました。
説明すると、質問した人の中には“農薬が今までの半分だと
経費が半分になって儲かったんだっちゃ”といわれガックリ(‐‐;)
。
“農薬を半分使ったからと云ったって、手間隙考えたら大変なんだどー、
それに有機肥料代だってバカになんねんだど(▼▼)”
と言いたかったけど、しょせん本人の苦労など言ってみたところで、
他人にはわかって貰えるはずもなく、
言いたい言葉をその場でグッとのみこみました(T_T)。
こちらは、米検査の終わったお米です。
袋の手前の中央にある丸い円の真ん中に点が一つあるのが
一等米の印です。
ちなみに、二等米はマークの中に点が二つ、
三等米になると、三角形のマ−クの中に
点が三つあります。
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