仲間と農業体験学習
2004年(平成16年)         【田植え】


  今年も地区の小学生を対象にした農業体験学習が行われました。
  当日は、5月の半ばを過ぎたというのに、その日の最高気温が10度以下で、お世話を
  している研究会の私たちでもジャンパーが手放せない程の寒い中にもかかわらず、
  26世帯32名の子供さんとそのお父さん、お母さんが参加してくれました。

  田植え体験の後は、皆で植えた田んぼを眺めながら各自が持参したお弁当を食べる
  予定でしたが、さすがにこの寒さではそうするわけには行かず、田植えもそこそこに
  室内での昼食となりました。

 5月22日


「体験学習の開校式」

はじめは皆さん、ちょっと緊張気味のようです。

 
 

「植え方の説明」

  前回も参加している子供さんたちが多い
  せいか、作業の呑み込みが早いようです。
   


  
     さあ〜、いよいよ皆でいっせいに田んぼに入って、植えかたです。
     はじめのうちは、裸足で田んぼに入ったことのない子供さんからは、慣れない
     田んぼの感触に悲鳴が上がったりしましたが、そのうちにだいぶ手馴れてきたようで、
     結構上手に植えていました。

 


  小さな子供さんも、お父さんに見守られ
  ながら、がんばっていました。



 
「おとっと」

 植えているところを撮ろうとしたら、偶然この
 写真が撮れました。(スミマセンが使わせて
 いただきました)m(__)m


 
  
 手植えが終わった後は、田植え機の登場
 です。
 あまりの速さに子供達もビックリです。


 

   八条植えの最新型の乗用田植え機は、
   三反歩あまりの田んぼも30分くらいで
   植えてしまいました。



 
        田んぼから上がったら、足を洗って昼食です。
        子供さんはじめお父さん、お母さんも寒いなか本当にご苦労様でした。

        次回の体験学習は、6月の末か7月の初めあたりにトマト工場見学と
        トマトのもぎ取り体験を行う予定です。

  


仲間と農業体験学習
2004年(平成16年)  【稲の生育観察とトマト工場見学】


  今日は5月22日に田植えをした稲の生育観察と近くのトマト工場見学とトマトのもぎ取り
  体験を行いました。

  田植えのときの肌寒い天気とは打って変わって、風も無く穏やかな天気のもとトマトの
  摘み取りも出来るとあって皆さんの顔にもことのほか気合が入っていたように見受けら
  れました。

 6月27日


 
田んぼに植えられている稲の株を抜き取って、稲の生育状態の説明を聞いています。



さっそく、みんなで稲の生育の観察に向かいます。
 


  
     さあ〜!待ちに待ったトマト工場の見学とトマトのもぎ取り体験です。
     子供たちは、広いハウスに驚きながらも夢中になってトマトをもぎ取っていました。
     



     もぎ取ったトマトを早速いただいています。
     大人も子供も一人一袋とあって、すぐに袋がいっぱいになりました。
 
 

「どうもごちそうさまでした」

       満足そうな皆さんの手には、袋一杯のトマトがぶら下がっています。
       次回は、8月の下旬あたりに田んぼの生き物調査を行う予定です。




仲間と農業体験学習
2004年(平成16年)  【田んぼの生き物調査】


  今日は連日の暑さから少し開放された秋の気配も感じられるすごし易い天気のもと、
  体験学習の田んぼの近くにある排水機場の見学と稲の生育観察を兼ねた田んぼの
  生き物調査を行いました。

  排水機場の見学では、排水機場内の機械や実際にポンプによる排水している様子などを
  見学し、その後田んぼの水路や隣接している公園で昆虫などの生き物調査を行いました。

 8月21日


「銭神第二排水機場」




 排水機場の内部の様子です。
 モーターポンプとエンジンポンプの2基があり
 ます。
 
 


  実際にモーターポンプを動かして、排水
  している様子を見せてもらいました。
   


  
     排水機場を見学した後は、田んぼの生き物調査です。
     昆虫を採取する人と魚などの水中生物を採取する人にわかれて行いました。
 


 メダカ獲りに夢中になっている子供達の
 後では、稲の穂が重そうにこうべを垂れて
 います。
 


 網ですくうのは、なかなか難しいようでしたが
 前日に仕掛けておいたワナには、メダカや
 モロコ、ドジョウなども入っていました。

 

  
 虫取りのグループのほうは、トンボや蝶々
 バッタなどたくさん捕まえたようです。


 


  最後は捕まえた虫や魚などの名前を
  図鑑などと見比べて調べてみました。



 「捕まえたアゲハ蝶は放してあげました」

体験学習で植えた田んぼも私の田んぼも松島湾の一部を干拓して造られた
      水田です。
      干拓地という地形上、川から汲んだ水を繰り返しポンプアップして使っている
      関係で、山間のように決してきれいな水とは言えませんが、それでも多くの
      生き物達が住んでいます。
      今日の子供達との生き物調査を通じて、自然環境という事についてあらためて
      考えさせられた一日でした。

      次回は、10月の初めあたりに稲刈りの体験と収穫祭を行う予定です。



仲間と農業体験学習
2004年(平成16年)          【収穫祭】


  体験学習の最後は、田んぼの稲刈り体験と収穫祭を行う予定でしたが、数日前からの
  天気予報で台風22号の接近が予想され荒れ模様になるということで、前日に全部刈り取り
  を済ませたため、予定を変更して収穫祭だけ行うことになりました。
  案の定、この日は台風の北上に合わせるかのように前日からの雨模様、それでも生憎の 
  天気にもかかわらず、20名の子供さんたちが参加してくれました。
  
  最初に、今と昔の米づくりの違いや田んぼで刈り取られたモミがみんなの食べているお米
  になるまでについて説明を聞いた後、仲間のグループ4戸で行っているライスセンターで
  乾燥からモミスリまでの作業の様子を見学して、その後は、お楽しみの収穫祭を行い
  ました。

 10月9日



お米の出来るまでについて勉強中です。



「ライスセンター見学」

 こちらのライスセンターでは、約50ヘクタール
 分のお米を処理しています。



6台の乾燥機がズラリと並んでいます。
 


大型のモミスリ機と計量機です。
   
 


 田んぼで刈り取られたモミが、乾燥、モミスリ
 され玄米となって袋詰されるまでの様子を
 見学しました。 
 

「どっこいしょ!」

 袋担ぎ(30.5キロ入り)に挑戦してもらい
 ましたが、残念ながら持ち上げることは
 出来ませんでした。


 「仲間の奥さん達が腕を振るったお餅をみんなでいただきました。」

  今年の体験学習は、5月の田植え体験からはじまって、6月の稲の生育観察とトマト工場
  見学、8月の田んぼの生き物調査と今回の収穫祭の計4回開催しました。
  途中、天気の悪い日もあり、予定通りの作業が出来なかった事もありましたが、それでも
  子供さん達は、元気に参加してくれました。
  今度の体験学習を通じて、少しでも米づくりのことや自分の住んでいる街の自然や環境
  について考えてもらう良いきっかけになればと思います。



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『おいらの田んぼ』  澁谷 啓
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