ご家庭でのお米の保管ついてのお願いです


     皆さんにお届けするお米は、30.5キログラムの専用の米袋に入れて大切に保管しています。
     お米の鮮度については、稲刈り後からすぐに劣化が始まり、時間の経過に従って
     お米の味が落ちていくといわれ、梅雨入り前のような湿度が高く、温度が15度を超えるようになると
     急速に食味が落ち、お米についた虫の活動も活発になるといわれています。

     私どもでは、このように湿度と温度が高くなる前に、低温貯蔵庫に入れて温度が13℃、
     湿度が60〜70%になるように設定し保管をしています。
     皆さんからご注文をいただく度に、この貯蔵庫から出して色彩選別機にかけ、
     精米については精米機で精米し、袋詰めをしてお送りしていますが、特に夏場は、
     食味が落ちるだけではなく、ご家庭でのお米の保存の状態によっては、
     お米に付着した虫の卵が袋の中で孵化して虫が湧いてくる場合があります。
     私どもでは、定期的に機械の掃除や管理の徹底につとめていますが、
     お米に虫がつかない対処方法としては、燻蒸剤などの殺虫剤を使わない限り、
     残念ながらこれといったものがないというのが現状です。

     お米をおいしく食べることの出来る目安としては、精米の場合、収穫から冬場までは気温が
     低いので約1ヶ月、夏になると30度を超える日もありますので、2週間ほどといわれています。
     お早めに召し上がっていただくのが一番だと思いますが、ご家庭でのお米の保存の仕方としては、
     風通しが良くて、涼しく、暗いところが最適なのですが、現在のような機密性の高い家の中では、
     この条件が全部そろう場所というのは無いというのが実情ですので、
     特に高温多湿の時期は、できればご家庭の冷蔵庫の野菜室での保存をお勧めします。
     ほかの食品の匂いが移らないようにお米をタッパやペットボトル(2リットルくらい)などの
     密閉容器に入れて保存すると虫の発生も防げますし、劣化の原因と考えられる高温や多湿、
     酸化に対して効果がありますので、是非お試しください。
     なお、米袋は、お米が呼吸できるように通気性のある構造になっていますので、
     開封していなくても外気の状態と同じ環境になっています。
     冷蔵庫で保存する場合は、必ず密閉できる容器に移し替えて保存してください。

     もし、コクゾウ虫などが湧いてしまったら、日陰などの風通しの良い所にお米を広げると
     逃げていなくなりますので、良く洗っていただければ食べられますのでご安心下さい。
     先ほども述べさせていただきましたが、お米に虫がつかないようにするには、
     殺虫剤などを使わなければ、まず無理です。
     しかしながら、温度や湿度などの管理がきちんとできれば虫が湧かなくすることは可能です。
     万が一、虫が湧いてしまったら、『おいらの田んぼ』のお米は虫が生きていられる安全な
     お米だと思っていただけましたなら幸いです。



『おいらのたんぼ』のホームページに戻る
『おいらのたんぼ』のホームページに戻る

〒981-0212 宮城県宮城郡松島町磯崎字磯崎11番地 TEL・FAX 022-354-5379
『おいらの田んぼ』  澁谷 啓
  は、 info@oiranotanbo.comまで。
当WEBサイトの画像・情報・記事の転載は、一切禁止いたします。